士業交流会(名古屋) 開催報告
先日、1月13日に開催させていただきました
「第9回 士業交流会」の模様についてお伝えいたします。
今回お話いただきましたのは
名古屋市東区で開業されている近藤 正臣 氏です。
【士業とコンサルタントの違いとは?】
そもそも、士業とコンサルタントの違いは何なのでしょうか?
少し考えてみてください。
当日ご参加いただいた先生方にも同じ質問をしています。
当日出てきたのは、このようなものがありました。
・士業は資格の枠で、コンサルタントは資格の外
・士業は法律に守られていて、コンサルタントはやろうと思えば誰でもできる
・士業は知識を、コンサルタントは事例をたくさん持っている
近藤氏のとらえ方は、
「士業業務は答えること→AかB、どちらなのかを判断しなければならない
コンサルタントは→AかBか、経営者に判断してもらうために話を聞き、導くこと」
でした。
また、近藤氏はコンサル業務の受注によって報酬のアップ(ケースによっては10万円以上)を実現されています。
今回は、近藤氏がコンサル業務を受注する流れとしてお話しいただいた中から3点、ポイントをご紹介いたします。
【コンサル業務を受注するために実践しているマーケティング】
既存の顧問先の場合:
個別相談→コンサル契約
新規の場合:
セミナー開催→無料個別相談→コンサル契約
多くの先生方が悩まれるのが、新規顧客をどのように獲得するかという点です。
近藤氏は、まずセミナーを通じて関係をつくり、個別相談から受注に繋げています。
またセミナーの内容は、100%全てを教えてしまうのではなく、
相談したいと思わせる、考えるポイントを用意しておくことで、個別相談に繋げていきます。
【相談時のヒアリング】
ヒアリングについて大きくわけると、3つのパーツになります。
1、現状はどういう状況なのか?
2、理想はどういう状況なのか?
3、どういう条件が整えば理想に近づけるのか?
つまり、1と2をそれぞれ確認することで、
3が決まります。
そして、この3こそがコンサルティングとして経営者が求めていることなのです。
【士業がコンサル契約を勝ち取るポイント】
周りにはたくさんの士業事務所があります。
その中から、選ばれるためにはポジショニング=自分ならではの肩書が重要です。
例えば、ただ「税理士です」というのではなく、「〇〇に強いコンサルタントです」
といったように、自分ならではの「あり方」を言葉にしてみるとどうでしょうか?
経営者から見ると、どちらが魅力的に映るでしょうか?
2016年という新しい1年がスタートしました。
先生は、どのような1年にしていきたいとお考えでしょうか?
今年も、先生方のお役に立てる士業交流会を
どんどん開催していきますので、今回参加できなかった先生も、次回はぜひご参加ください。